memo

カント 美人は万人に愛されるが、面白みにかける。むしろ、欠点や瑕があるからこそ、人は愛すべき存在になる。

キルケゴール 単独者と普遍 一人の人を一生かけて愛することを選ぶか、さもなくば、すべての人を愛するドン・ファンであるか、そのいずれかを選べ。その中間は一切、認められない。

ジャン・ジュネ わたしが愛したのは、こうした乱暴者たちの、弱さ、疵、汚点、しみであった。<強さ>が<弱さ>へと崩れ落ちる瞬間に、わたしは戦慄を感じた。そのたえまない強さと弱さの間の往復運動こそが、わたしの<愛>にほかならない。